冬の朝は、布団から出るのもひと苦労。
体が冷えて、やる気が起きない日もありますよね。
そんなときこそ、心と体をやさしく目覚めさせる 冬 朝 ヨガ 習慣 を持つことが大切です。
そして、ヨガ講師として実践している、冬の朝を快適に過ごす小さなコツを紹介します。そのため、 冬の朝のヨガ習慣を無理なく続けるためのポイントをまとめました。
冬のエネルギー:アーユルヴェーダでみる「カパとヴァータ」
アーユルヴェーダでは、冬は「カパ(水・地)」が増えやすい季節。
重さや冷え、むくみを感じやすくなります。
一方で、寒さと乾燥で「ヴァータ(風)」も乱れやすく、
気持ちが沈んだり、集中力が落ちることも。
そのため、大切なのが 温める・潤す・ゆっくり動くこと。
外の冷たさに負けず、内側から火を灯すように過ごしましょう。
冬の朝のヨガ習慣を整えるための3つのステップ
① 白湯にスパイスをひとつまみ
朝一杯の白湯に、ショウガやシナモンを少し加えてみましょう。
冷えた体を内側から温め、巡りを促します。
さらに、香りの刺激が、朝のぼんやりした意識をやさしく目覚めさせます。
冬の朝にやさしい「火」を灯す最初の一歩です。
② ゆるやかな呼吸法(ナーディショーダナ)
寒い朝こそ、激しい運動よりも 呼吸で体を整える のがおすすめ。
片鼻呼吸を数分行うだけで、心が落ち着き、頭がすっきりします。
その結果、体がほぐれてきたら軽い太陽礼拝で体を温めていきましょう。
こうして少しずつ動くことが、冬 朝 ヨガ 習慣 を無理なく続けるコツです。
③ 朝日を浴びて、リズムを整える
冬は日照時間が短く、体内時計が乱れやすくなります。
カーテンを開けて光を浴びるだけでもセロトニンが分泌され、
そのため、一日の気持ちが前向きに整いやすくなります。
数秒の朝日でも、心と体をやさしく明るい方向へ導いてくれます。
冬の朝に合うヨガ習慣とあたたまる朝食
冬は、根菜類やスパイスの力を借りて、内側から体を温めていきましょう。
私の定番は「にんじんとしょうがのスープ」。
ごくん(にんにく・玉ねぎなど)を使わず、アーユルヴェーダ的にも軽く優しい一皿です。
甘みと香りが穏やかに体を包み、消化を助けてくれます。
また、朝に温かいハーブティーを飲むことで、体の内側がぽかぽかに温まり、
冬 朝 ヨガ 習慣 にも自然とエネルギーが生まれます。そして、 温かいスープは冬の朝のヨガ習慣をサポートしてくれます。
「にんじんとショウガのスープ」レシピ
(アーユルヴェーダ的に優しい温まりレシピ)
まず、 冬の朝に必要な材料を準備します。
材料(2人分)
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にんじん…中2本(約200g)
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玉ねぎ…1/2個
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生ショウガ…小さじ1(すりおろし)
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オリーブオイル または ギー…小さじ2
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水…約300ml
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塩…小さじ1/3〜1/2(お好みで)
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無調整豆乳(または牛乳)…100ml
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クミンシード(あれば)…ひとつまみ
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黒こしょう…少々
次に、 スープを作る手順を順番に進めていきます。
作り方
1. 香りを出す
鍋にオリーブオイル(またはギー)を熱し、クミンシードを加えて香りを出す。
香りが立ったら、薄切りの玉ねぎとすりおろしショウガを入れて軽く炒める。
2. にんじんを加える
皮ごと薄切りにしたにんじんを入れ、全体に油がまわるまで中火で2〜3分炒める。
3. 煮る
水を加え、フタをして弱火で15分ほど。
にんじんが柔らかくなったらOK。
4. なめらかにする
火を止め、ブレンダーまたはミキサーでなめらかにする。
鍋に戻し、豆乳(または牛乳)を加えて温め直す。
5. 味を整える
塩・黒こしょうで味を調え、器に注いで完成。
アーユルヴェーダのポイント
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にんじん:カパ(冷え・重さ)を整える甘味
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ショウガ:消化の火「アグニ」を整え、巡りを促す
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ギー/オイル:潤いを与えてヴァータを落ち着ける
冷たい朝にぴったりの、やさしい温まりスープです。
また、 小さな工夫を続けることで、冬の朝の過ごし方が大きく変わります。
まとめ:冬の静けさを味方にする暮らし
冬は、外の世界が静まり、内側の声を聞く季節。
焦らず、ゆっくり、やさしく自分のペースで動く。
そんな朝時間が、心を満たし、エネルギーを貯めてくれます。
あたたかい白湯と呼吸法、そして小さな 冬 朝 ヨガ 習慣 で、
今日も穏やかな冬の朝をお迎えください。

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