はじめに
暖かくなってくると、食材の保存方法を見直す季節ですね。
台所を整理していたら、食べきれていない「生のクルミ」を発見しました。
せっかくなので、保存もできて美味しく食べられる方法を考え、
ちょうど残っていた非加熱のはちみつを使って「生クルミのはちみつ漬け」を作ることにしました。
はちみつのやさしい甘さが加わり、おやつにもぴったり。
外出が増えるこの時期、栄養補給を兼ねた携帯おやつとしても、
またヨーグルトのトッピングにもおすすめです。
なぜクルミを選んだのか
ナッツ類が体に良いという話はよく耳にします。私は普段から「1日ひと握り」を目安にナッツを食べる習慣がありますが、その中でもクルミを選ぶことが多いのは、「若返りの脂肪酸」とも呼ばれるオメガ3（αリノレン酸）が豊富だからです。
実はクルミの約70％は脂肪で、その多くがこのオメガ3系脂肪酸。
体内の炎症を抑え、血流や代謝を整える大切な栄養素です。
クルミに含まれるオメガ3脂肪酸とは？
オメガ3脂肪酸は「多価不飽和脂肪酸」に属し、
体のさまざまな機能を支える重要な成分です。
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EPA・DHA：サケ・マグロなどの脂の多い魚介類に含まれる
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ALA（αリノレン酸）：クルミやえごま油、菜種油など植物性食品に含まれる
参考：厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』
つまり、魚をあまり食べない日でも、クルミを食べることでオメガ3を補給できるのです。
クルミの産地と生産状況
「クルミ＝輸入品」という印象がありますが、
実際の日本の生産量は少なく、国産クルミは貴重な存在です。
日本の主な産地（2023年時点）
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青森県
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長野県
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愛媛県
世界のクルミ生産ランキング（2019年）
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中国（世界シェア56.1％）
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アメリカ（13.2％）
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イラン（7.1％）
日本は残念ながら10位以内には入っていません。
年々生産量も減少しており、国産クルミはネット購入が中心となっています。
クルミの主な栄養と健康効果
クルミは脂肪が多い一方で、ミネラル・食物繊維・ビタミンEも豊富。
さまざまな健康効果が期待されています。
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心筋梗塞・動脈硬化の予防
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糖尿病のリスク軽減
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肥満防止
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美肌づくり
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悪玉コレステロールの低下
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腸内環境の改善
ナッツ類は腹持ちがよく、食べ過ぎ防止にもなります。
個人的にも「小腹が空いたときの安心感」があります。
生クルミのはちみつ漬けの作り方
用意するもの
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生クルミ（容器に入る分量）
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非加熱はちみつ（クルミがすべて浸かる量）
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清潔な耐熱ガラス容器
※容器は90℃以上の熱湯で5分以上煮沸消毒。
水分が残るとカビが生えやすいため、しっかり乾かしましょう。
作り方
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容器に生クルミを入れる
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クルミがすべてはちみつに浸かるように注ぐ
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蓋をして密閉し、冷暗所で1週間ほど漬ける
※ローストしたクルミでもOK（焦げやすいので注意）
※使用したのは「クレイン社の生クルミ1kg」──生ならではのやわらかい風味でした。
保存のコツ
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高温多湿を避けた冷暗所で保存
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開封後は2週間以内を目安に食べ切る
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取り出す際は清潔なスプーンを使用し、雑菌を防ぐ
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クルミが常にはちみつに浸かっている状態を保つ
はちみつ漬けの楽しみ方
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ヨーグルトやトーストにトッピング
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外出時の携帯ナッツスナックとして
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料理のアクセント（サラダやチーズに添えて）
甘さと香ばしさが絶妙で、日々の栄養補給にもなります。
まとめ
クルミは“脳の形に似たブレインフード”と呼ばれ、
オメガ3脂肪酸・ミネラル・食物繊維を豊富に含むスーパーフードです。
生クルミのはちみつ漬けは、
保存性と美味しさを兼ね備えたナチュラルおやつ。
自然な甘みで、心も体もやさしく満たしてくれます。
マメ知識とまとめ
パッケージにはくるみ博士のクルミの話がありました。
- クルミはブレインフード！！脳に似た特徴的な形から、別名「ブレインフード」
- 青魚のDHA同様にクルミにはαオレイン酸と呼ばれるオメガ3が豊富
- 受験大国の韓国では、ゲン担ぎとして、クルミが受験生の必須食！！
- クルミは低糖質食品！！
100ｇ当たりのクルミの糖質はわずか5.0ｇ
（100ｇのおにぎりの糖質量は39.0ｇ ※日本食品標準成分表２０２０年版（八訂）より） - 食物繊維を含み、鉄・マグネシウム・亜鉛・ｎ-3系脂肪酸（オメガ3）も豊富
（ＣＲＡＩＮ（クレイン）社 生クルミLHP（ライト・ハーフ＆ピース 1KG PACK）
DRLTA International.Co.,Ltd.
保存は効きますが、保存場所は高温多湿をさけた冷暗所とし、開封をした場合には２週間ぐらいを目安に食べ終えましょう。さらに、カビがはえないようにクルミを取り出す際は、清潔なスプーンなどを使用して、雑菌を増やさないように気を付けましょう。くるみを空気に触れさせないようにしっかりと蜂蜜に浸かっているようにしながら…
出来上がりが楽しみです。
自然の恵みを、少しずつ丁寧に。
今日も健やかに整えていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございます。
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