赤い絨毯の拝殿で静かに祈る時間
はじめに
7月21日、神奈川県二宮町にある由緒ある川匂神社(かわわじんじゃ)にて、「神社ヨガ」の講師を務めさせていただきました。
この日は境内で行われた夏のマルシェの特別プログラムのひとつとして、地域の皆さまや遠方からの参加者とともに、神社の静けさと自然のエネルギーを感じながら、音と呼吸、身体を整える時間を過ごしました。
神社でヨガを行うということ
神社という場には、人知を超えた「静けさ」や「つながり」を感じさせる特別な力があります。
今回のヨガは、川匂神社の拝殿内で、夕刻からは境内の灯籠に囲まれながら行われました。シンギングボウルの倍音が響く中、深い呼吸とやさしい動きで、心と身体をゆっくりとほどいていきました。
クラスの流れ
1部:拝殿内でのサウンドヨガ
- 参加者の皆さんとともに、シンギングボウルの音に身を委ねながら呼吸と瞑想へ。
- 木の香りに包まれた拝殿は、まるで母体のようなやすらぎの空間でした。
- フロアに整然と敷かれたヨガマットと、神聖な空間の赤い絨毯が調和し、ただ「今ここ」にいるだけで整っていくような感覚。
2部:風を感じながら瞑想と祈り
- 子どもたちの声、参拝者の気配もすべてが調和し、「自然な祈り」が生まれる瞬間でした。
- ヨガ=ポーズではなく、つながりを思い出す時間であることを体感できたセッションでした。
- 場のサットヴァ(純粋性)を感じ、ヨーガをしてご自分のサットヴァもあげる
講師として感じたこと
私自身、神社でヨガをガイドさせていただく中で、言葉を超えた共鳴や時間の奥深さに気づかされました。参加者の中には、レッスン前にお一人お一人にさせていただいたプロテクションだけで、すっと軽くすっきりとされた方や、「この空間だからこそ入りやすかった」と話してくださる方もいらっしゃいました。静かな動きや呼吸の中に、日々の生活ではなかなか出会えない「純粋な感覚」が宿っていたように思います。
川匂神社という場所の力
- 深い森に抱かれたような境内
- 茅葺の拝殿と随神門の美しさ
- 龍が舞う手水舎には紫陽花が浮かべられていました
- 並べられた灯籠が夕空とともに刻一刻と幻想的に変化していく光景…
ここは、自然と歴史と人の想いが調和する、とても特別な場所です。
川匂神社について
- 神奈川県中郡二宮町山西2122
- JR東海道線「二宮駅」より徒歩15分ほど
- 創建は垂仁天皇時代。相模国二之宮にあたる延喜式内社
- https://kawawajinja.com/
風の神や農耕の神を祀る、とても穏やかで包容力のある神社です。
おわりに
「神社ヨガ」は、ヨガの本来の意味である“ユジュ=つながる”を体感できる、心からの祈りの時間でした。参加してくださった皆さま、ご縁をつないでくださった神社の方々、二宮町女性部の皆様、本当にありがとうございました。この体験が、それぞれの人生にやさしく光を灯すものでありますように。
神社という場で、地域と、自然と、そして自分自身と深くつながる体験を皆さんと共有できたことに、心から感謝しています。
また、秋にお会いできますように。
二宮スタジオ(二宮駅より徒歩5分)
平塚スタジオ(北金目)
ヨガ=ポーズではなく、「今ここにいることを感じる」ことから(^^)
ぜひ、スタジオにも足をお運びくださいませ。お待ちしております。
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