〜ラドゥとキールで祝う、心を整える時間〜
クリシュナ降誕祭とは?【インドの文化と行事】
8月になると、インドでは「クリシュナ降誕祭(ジャナマーシュタミ)」と呼ばれる大切な行事が行われます。これはヒンドゥー教における神・クリシュナの誕生を祝うお祭りで、家庭や寺院では華やかなお祝いが続きます。クリシュナは「愛と調和の象徴」とされ、幼い頃から甘いお菓子が大好きだったとも伝えられています。そのため降誕祭では、スイーツを供えることが大切な意味を持つのです。
クリシュナ降誕祭に欠かせないインドスイーツ
インドのお祝いに登場する定番のお菓子のひとつが ラドゥ(Laddu / Ladoo)。
粉やナッツ、ココナッツなどをギー(精製バター)でまとめ、小さな球状に丸めた甘いお菓子です。

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プラサーダムとは、神に捧げたお下がりをいただくこと。体だけでなく、心も浄化される
また、もうひとつのお祝いスイーツが キール(Kheer)。
「ミルクライスプディング」とも呼ばれ、米を牛乳で煮込み、砂糖やカルダモンで香りをつけて仕上げます。
やさしい甘さと滋養があり、祭りや祈りの供物として欠かせません。

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手作りお菓子で祝うラドゥとキール
私は今年のクリシュナ降誕祭に合わせて、3種類のお菓子を手づくりしました。
アタ粉のラドゥ(全粒粉の香ばしい甘味)
- アタ粉(全粒粉)
- 砂糖
- カルダモン
- ギー
香ばしい小麦の風味と、ギーの豊かな香りが広がる素朴な味わいです。
ココナッツのラドゥ(南国の香りと甘み)
- ココナッツファイン(細かめ)
- 砂糖
- 牛乳
- カルダモン
- レーズン
- ギー
ココナッツの甘い香りとレーズンの食感がアクセントになり、エキゾチックな風味を楽しめます。
キール(Kheer/インドのミルクライスプディング)
- 米
- 牛乳
- 砂糖
- カルダモン
- レーズン
とろりとした食感と優しい甘さで、身体も心も満たされるスイーツです。
手作りスイーツ作りは瞑想のような時間
調理から盛り付けまでの時間は、まるで瞑想のようでした。材料を計り、混ぜ、香りを感じる小さな手仕事が、自然と心を落ち着けてくれます。クリシュナ降誕祭のためにお菓子を準備することは、ただの調理ではなく「祈りと感謝の実践」。
暮らしの中に特別な行事を取り入れることで、日常がより豊かに感じられます。
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まとめ|暮らしに取り入れたいクリシュナ降誕祭の甘いお菓子
ラドゥやキールは、インド文化や信仰に根付いた伝統的なスイーツ。シンプルな材料で作れるので、日本の家庭でも気軽にチャレンジできます。ヨガや瞑想をしている方にとっても、インドの食文化に触れることは内面を深めるきっかけになるはずです。
今年の夏、あなたもぜひ「クリシュナ降誕祭にちなんだインドスイーツ」を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?きっと、日常に新しい彩りと心の安らぎをもたらしてくれるはずです。
Hare Krishna
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