夏の髪の悩みと「乾燥・広がり」
夏になると「髪が乾燥して広がってしまう」という声をよく耳にします。紫外線や汗、エアコンによる乾燥など、実は髪にはたくさんの負担がかかっています。せっかくおしゃれをしても、パサついた髪では印象も暗く見えてしまいますよね。
特に女性にとって「髪は顔の一部」と言われるほど大切な存在。髪が整っているだけで、自分の気持ちも前向きになります。だからこそ、夏に負けない髪のケアはとても重要です。
夏の髪ダメージ自己チェック
次の項目にいくつ当てはまりますか?
-
髪を触るとゴワつき、ザラザラする
-
朝ブローしても夕方には広がってしまう
-
毛先が白っぽく乾いて見える
-
ヘアカラーや白髪染めの色落ちが早い
-
頭皮がベタつくのに毛先はパサパサ
3つ以上当てはまったら、夏の髪ダメージが進んでいるサインです。
夏の髪が乾燥・広がる原因
では、なぜ夏は髪が乾燥しやすいのでしょうか。大きな理由は次の3つです。
1. 紫外線によるダメージ
髪も紫外線でダメージを受けます。UVによってキューティクルが開き、内部の水分やタンパク質が流れ出しやすくなります。
2. 水分・油分の不足
汗やシャワーで何度も髪を濡らすと、皮脂や天然の油分まで流れてしまいます。一度油分が抜けると乾燥や広がりの原因になります。
3. エアコンの風
室内では涼しくても、エアコンの風は髪を乾燥させます。顔や肌が乾燥しているときは、髪も同じように水分を奪われています。
アロエ&ハーブが夏髪におすすめな理由
自然素材の中でも、アロエベラとハーブは夏の髪にぴったりです。
-
アロエベラ:古代エジプトでは「不老不死の植物」と呼ばれ、美容や薬草として使われてきました。髪をしっとり保湿し、頭皮の熱を鎮める作用も。
-
りんご酢:弱酸性でキューティクルを引き締め、髪をなめらかに整えます。アルカリ性に傾いた髪を中和して本来のpHに戻す働きも。
-
ハーブ(ローズマリー・ペパーミント):清涼感を与え、血行を促進。夏の熱を冷ましながら頭皮をリフレッシュ。
-
オイル(アルガン・ホホバ):油分を補ってツヤを与え、毛先の乾燥を防ぎます。
👉 髪だけでなく肌にも使えるのがアロエの魅力。私が実践しているアロエのスキンケアはこちらにまとめています。
👉 アロエ化粧水の作り方と使い方|自然派スキンケアで潤い肌に
昼におすすめ|アロエのクールスプレー
材料(約1週間分)
-
精製水 … 200ml
-
アロエベラジェル … 大さじ2
-
りんご酢 … 小さじ1/2
-
ペパーミント精油 or ローズマリー精油 … 1滴
作り方
清潔なスプレーボトルに入れて冷蔵保存(約1週間)。使用前によく振る。
使い方
-
頭皮や髪にスプレーして自然乾燥
-
水をかぶるときに一緒にかけてもOK
-
何度でも繰り返し使える
夜におすすめ|しっとり集中ケアパック
材料(1回分)
-
アロエベラジェル … 大さじ2
-
水 … 200ml
-
りんご酢 … 小さじ1
-
ローズマリー精油 … 1滴
-
アルガンオイル or ホホバオイル … 小さじ1/2
作り方&使い方
-
ミキサーで乳化してペースト状に
-
髪全体に塗布して20分
-
その後洗い流す(お風呂の湯気で効果UP)
週ごとのケアルーティン例
-
月・水・金 → 昼はクールスプレーで涼しくリフレッシュ
-
火・木・土 → 夜は集中パックでしっかり補修
-
日曜 → ヨーグルト+はちみつのご褒美パック
👉 無理なく続けられるリズムが、髪の健康を支えます。
Q&Aと注意点
Q1. 酢の量は多い方がいい?
→ 多すぎると髪がきしみます。小さじ1/2〜1が適量。
Q2. 精油を増やしたら効果も強くなる?
→ 精油は濃度が強いので入れすぎはNG。必ず1〜2滴に。
Q3. すすがずに放置していい?
→ 酢や精油が残ると刺激になることがあります。必ず軽くすすぎましょう。
アーユルヴェーダ的視点
夏は「ピッタ(火)」が乱れる季節。頭を冷やすことは理にかなっていますが、冷やしすぎは乾燥(ヴァータの乱れ)を招きます。アロエでピッタを鎮め、オイルでヴァータを落ち着かせるケアは、バランスの良い方法です。
実際に使ってみた感想
私自身、夏の間はほぼ毎日「昼にクールスプレー+夜に集中パック」を取り入れました。数日で手触りが変わり、広がりが収まって扱いやすくなった実感があります。特に、髪に自然なツヤが戻ってきたことに驚きました。
髪を守る生活習慣
-
帽子や日傘で紫外線を防ぐ
-
髪を摩擦から守るために布シュシュを使用
-
食事でビタミン・ミネラル・良質な油を摂取
また、日常生活に自然素材を取り入れるのもおすすめです。私は「へちまスポンジ」を愛用していますが、肌にやさしく環境にも良いアイテムです。
👉 へちまスポンジの魅力と使い方|ナチュラルライフの必需品
まとめ|冷やしながら潤すのが夏髪ケアの秘訣
-
昼はクールスプレーでリフレッシュ
-
夜は集中パックで補修
-
アロエとハーブで「冷却+保湿」のバランスをとる
自然派の知恵を活かせば、暑い夏でもツヤのある美しい髪をキープできます。
コメント