日本の秋の象徴・柿は、昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言い伝えられてきました。ビタミンCやβカロテン、食物繊維などを含み、乾燥が進む季節の心身をやさしく整えてくれる果実です。本記事では、秋に柿を食べる理由、追熟のコツ、柿の葉の活用(お茶・料理・入浴)と、簡単で上品な「柿のバターソテー」まで、暮らしに役立つ実用情報をまとめます。
柿をこの時期に食べると良い理由
- ビタミンC:季節の変わり目のコンディション維持に役立つ代表的な栄養素。
- カリウム:塩分・水分バランスを整え、むくみ対策に。
- βカロテン:粘膜や肌を守り、秋の乾燥ケアに寄与。
- 食物繊維:すっきりリズムをサポート。
アーユルヴェーダの視点では、柿は熱性の高まり(ピッタ)をしずめる傾向があり、火照りや乾燥が気になる時期に向いています。今年はスーパーにもたくさん並んでいる柿。いろいろな種類が全国から届いているように思います。豊作のようです。
柿の追熟(おいしくするひと工夫)
渋柿はもちろん、硬めの甘柿も追熟で甘みと香りが増します。
- りんごやバナナと一緒にポリ袋へ(エチレンで追熟を促進)。
- 直射日光を避けた室内で2〜3日。
- 香りが立ち、やや柔らかくなれば食べごろ。
メモ:冷蔵庫は追熟が進みにくいので、食べごろになってから保存に使うのがおすすめです。
今年は我が家も豊作で、一本の木からたくさんの実を収穫できました。カラスがあまりにつつくので、少し早めに収穫をし、知り合いにお裾分け。好みの状態にまで追熟をして、召し上がっていただきました。甘かった~とお声がけいただき、私も柿の木も幸せです。。。
柿の葉の活用:お茶・料理・入浴
柿の葉茶
洗って陰干しし、軽く煎ってから煮出すだけ。カフェインレスでやさしい飲み口です。乾燥が気になる季節の常備茶に。
柿の葉寿司
奈良・和歌山の郷土食。柿の葉の爽やかな香りと包む効果で、風味がほどよくまとまります。季節の行事食としても映えます。

入浴に使う(概要)
干した柿の葉を湯に浸すと、やわらかな香りで気分がほどけ、温浴効果の体感を助けます。次章で具体的な作り方とポイントを詳しく紹介します。
柿の葉風呂(柿葉湯)の作り方とポイント
準備
- 柿の葉:20〜30枚(よく洗って水気を切り、完全に乾燥させたもの)
- ガーゼ袋または大きめのお茶パック:1袋
手順
- 乾いた柿の葉を袋に入れ、口をしっかり閉じる。
- 浴槽に袋を入れ、熱めの湯を注いで数分置き、成分を抽出。
- 適温になったら入浴。入浴中に袋を軽く揉むと香りが立ちやすい。
心地よく楽しむコツ
- 香りを強めたいときは、袋を先に洗面器で熱湯抽出してから浴槽へ。
- 柿の葉は完全乾燥が基本。生葉は色素が出やすく浴槽に色移りする場合があるため避ける。
- 使用後は袋を取り出し、浴槽はシャワーで流す。追い焚き配管の汚れ防止にも。
注意事項(大切)
- 皮膚が敏感な方はパッチテストや短時間入浴から。違和感があれば中止。
- 循環式(追い焚き)機器は、葉や微細な粉の流入に注意。袋は目の細かいものを使用。
- 体調不良・妊娠中・持病のある方は、実施前に医師等に相談を。
- 本入浴法は家庭のリラクゼーション目的であり、医療行為ではありません

おすすめレシピ『柿のバターソテー』
バターの香りと柿の甘みが調和する、簡単ながら上品な一皿。朝食にもおやつにも。
材料(2人分)
- 柿(やや硬め):1個
- バター:10g
- はちみつ:小さじ1
- シナモンまたは黒胡椒:少々
作り方
- 柿はくし形に切る(皮は好みで)。
- フライパンでバターを溶かし、柿を並べて両面を軽く色づくまで焼く。
- はちみつを絡め、仕上げにシナモン(または黒胡椒)をひとふり。
バニラアイスやプレーンヨーグルトを添えると、温冷のコントラストが際立ちます。(ハチミツはアーユルヴェーダでは高温にしない)

季節の恵みを暮らしに生かす
柿は「食べて整え、香りで和み、湯で温まる」——五感で楽しめる秋の総合ケア。自然のリズムに寄り添い、旬を味わうことが、健やかな毎日をつくります。ありがたい自然の恵み、季節の恵み


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