Tulsi(トゥルシー)は、春に種まきできる育てやすいハーブです。
アーユルヴェーダでは古くから健康維持のために用いられ、「奇跡のハーブ」とも呼ばれてきました。
この記事では、Tulsiの育て方、特徴、伝統的に語られてきた効能、そして日常での活用法を体験を交えて紹介します。
春にまく野菜や花
種にはまき時があるそうです。春にはどんな野菜や花の種をまくのでしょうか?比較的育てやすいものを調べてみました。
- 豆類:エンドウ、インゲンなど
- 根野菜類:ニンジン、ビーツ(数年、このビーツの栽培にはまっています)
- 果菜類:トマト、キュウリ、ナス、ヘチマ、カボチャなど
- 葉菜類:レタス類、パセリ、シソ、ネギなど(春の種まきはすぐにトウが立ってしまうので、暖かくなってからまくか、トウの立ちにくい種類の葉菜類を育てています)
- 花:マリーゴールド、Tulsiほか
ベランダ菜園でも育てやすいものがたくさんありますね。初めて種まきに挑戦される方にもおすすめです。
Tulsiはバジルの一種で、シソ科 神目帚(カミメボウキ)属の植物なので、私は春に暖かくなると種まきをしています。
Tulsiとは?奇跡のハーブと呼ばれる理由
サンスクリット名の「Tulsi」には「比類なきもの」という意味があります。その特性には「味はわずかに苦く、辛く、消化しやすく、カファ(水の質)とヴァータ(風の質)を抑制し、食欲と消化を促進させ、芳香があり、健康によく、寄生虫や悪臭を除去する」があります。
日本ではあまり馴染みのないハーブですが、5000年前に人類が初めて病気という存在に気が付いたときに、薬として飲まれた人類最古の薬草の一つです。
インドやスリランカなどでは、Tulsiは神聖な植物として庭先や寺院に植えられ、日々の健康を支えるハーブとして大切にされてきました。
「不老不死の霊薬」とも表現されるほど、長い歴史の中で愛されてきた存在です。
風邪をひいたかな?なんて感じた時には、このTulsiを収穫して干しておいたものをハーブティにして、少しのショウガのしぼり汁と生はちみつを加えたものを1日に3回飲んでいます。
また、種をまいて、苗となり、葉を収穫できるようになったら、その葉を水につけてTulsi水を楽しんでいます。
Tulsiはどんなときに利用されてきたのか
Tulsiは、食欲不振や風邪のひきはじめ、咳などの不調時に伝統的に用いられてきたとされています。また、頭痛や消化不良、気分の落ち込みなど、さまざまな体調のゆらぎに対して活用されてきました。※ 医療目的で使用する場合は、専門家にご相談ください。
アーユルヴェーダのドクターから処方や指示があれば安心して用いることができますが、私自身は日々の健康管理やちょっとした症状の緩和に使うようにしています。
私がアーユルヴェーダを学んだ時に、アーユルヴェーダの古典には、Tulsiが活力や記憶力を支えるハーブとして記されているものもあります。古くからさまざまな場面で大切にされてきたハーブです。
しかし、インドやスリランカなどのアーユルヴェーダが根付いている場所からはなれた日本に住んでいる私自身は、ヨーガでの神聖なハーブとして、10年ほど前から繰り返し種をとっては再びまき、必要な分を使用し、育ててみたい方には種をお分けしていました。
何より、毎日Tulsiに水をやりながら自分が癒されていたと思います。そして、その香りを楽しませていただいています。

Tulsiをベランダで育てるには?
いろいろと試してきたつもりではありますが、Tulsiをベランダで育てる一番簡単な方法は、今のところプランターに直播(じかまき)する方法です。
プランターに直播する方法
こぼれ種でも芽が出てくれます。込み合っていたら、移植しても根付いてくれましたよ。正直、プランターで育てていると、気が付くと芽がいつの間にか出てきています。なので、プランターの場合は、種を直接まき、薄く土をかぶせて、小さな種が流れていかないように優しく水をあげます。
種まきトレーで育てる方法
種まきトレーに種をまき、根が回ってから他の場所や鉢に移植する方法もあります。一つのマスに2~3粒の種をまきます。事前に小さな容器に水をはり、種をいれて一晩おくと、種の周りにゼリー状の透明なものが出てきます。スプーンなどでこの種を2~3粒同じマスにまき入れ、土をかぶせます。
水やりのポイント
水やりは、芽がでるまでは霧吹きなどを利用して、種が流れ出ないようにし、芽がでても、強い水流ではなく、優しいシャワーを浴びせる感じで、水の勢いに小さな芽が負けてしまわないようにします。
我が家では数種類のTulsiを育てているので、それぞれ、葉や花に違いがあります。
Tulsi栽培にあると便利なもの
Tulsiは比較的育てやすいハーブですが、次のものがあると安心です。
ハーブ用培養土
深さのあるプランター
霧吹き(発芽時の水やり用)
▶ ハーブ用培養土を探す
▶ Tulsiの種を探す
Tulsiの種はこんなに小さい!

小さいですね~。しかし、ふっくらとまるまるしています。こんな種は発芽しやすいです。
Tulsi農家のお友達
新潟県十日町ではTulsi農家のお友達(嶋村彰さん)が広い田畑をかりて、Tulsiの栽培からTulsiのお茶や塩、バームなどの加工品をつくり販売まで行っています。
なぜこの方と出会ったのか?子どもの頃から両親の関係で馴染みが深い新潟。そして、生活のスタイルとなったヨーガの師匠のホームタウンが新潟市内。ヨーガを学びながら、家族や自分の体の症状をなんとかしようと学んだアーユルヴェーダ。
そのヨーガとアーユルヴェーダでとても大切にされるだけでなく、重要なハーブであるTulsiを日本で育てている人がいる!と知ったときは衝撃でした。インドにしかないと思っていたのです。それも馴染み深い新潟で育てている!!!連絡をとり、植え付けのお手伝いをさせていただきました。
そして、お手伝いの後に、いくつかの苗をそのままヨーガの師匠がいるスタジオにお届けした記憶があります。そんな繋がりが続いています。
2023年もこのTulsi農家の嶋村さんのもとを訪ね、まずは私やお友達の分のTulsi茶などをまとめて購入してきました。

新潟県十日町でTulsiを栽培する嶋村さんと。収穫体験の日。
日本でTulsiを育てる人との出会い
写真のパンフレットにあるように、嶋村さんのご自宅周辺の畑では、こんなに素敵なTulsiの景色になるのです!
そこではTulsiの植え付けや、収穫し干したTulsiの葉を枝からわける作業のお手伝いをさせていただきながら、Tulsiの香りに包まれた一日を体験させていただきました。
乾燥していてもすごくいい香り。私の周りの男性もこのTulsiの香りに引き付けられている方々がいらっしゃいます。黙々と瞑想のように脳内がリフレッシュされるような香りに包まれながら、枝から葉や花をしごき落とし、混じってしまった茎などを取り除いています。
大きなブルーシートにその日に作業する分をみんなで包んで、作業場まで軽トラで運びました。
この日1日4~5人で、いくつの包みを作業したかしら?記憶がなくなってしまいましたが、作業場には暖炉があり、その暖炉に火をおこすにも、Tulsiの枝を使ったりして、すべてがTulsiと共に生活があるようなお友達です。
【まつのやま茶倉】について
嶋村さんの畑の在る場所は新潟県十日町市です。嶋村さんのウェブサイト【まつのやま茶倉】ではこの神目箒への想いをはじめ、Tulsi畑での日々の様子などの写真も見ることができます。ぜひ、ご覧になってみてください。
リトリートやイベントなどもされています。
Tulsi茶を日常に取り入れたい方は、公式サイトやオンラインショップから購入できます。
公式サイトはこちら
まつのやま茶倉
〒942-1341 新潟県十日町市松之山黒倉1150
tokamachi-shi, niigata, 942-1341, japan1150, matsunoyama kurokura
Phone : 025-594-7188
E-mail : info@mother-cakra.com
まとめ
自然に沿って優しく丁寧な暮らしをする。人それぞれいろいろな形で大きくだったり小さくでも、とにかく関わっている、意識している方は多いかと思います。自然の中に生かされている自分を知り、自然を想うとき…ちっぽけな自分を知るからこそ、人の輪も広がりますね。
離れていても思いを馳せ、年に数回お会いしながらのTulsiつながり。今年も植え付けや収穫に伺えたらうれしいです。そして、すぐ近くには松之山温泉がある!大好きなところです。再び伺うのが楽しみです。
春の種まきのひとつとして、ベランダでも育てられるTulsiを取り入れてみるのもおすすめです。
Tulsiを育てる暮らしは、香りとともに日常を整えてくれます。
まずは種まきから、小さな一歩を始めてみてください。
▶ Tulsiの種を探す

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