季節の暮らし(季節の台所・自然・野菜)

トゥルシーの種が秋にも発芽|春に播いた種の発芽時期を観察してみた

秋にも発芽したトゥルシー 季節の暮らし(季節の台所・自然・野菜)

トゥルシーの種の発芽は、春だけとは限らないようです

今年の春、庭にトゥルシーの種を播きました。

春にちゃんと芽を出したものもあり、そのまま元気に育った株もあります。でも、すべての種が同じタイミングで発芽したわけではありませんでした。

春には何も出てこなかった場所から、夏の終わりから初秋にかけて、ふいに小さな芽が顔を出したのです。出てきたのは、クリシュナ・トゥルシーとバーナ・トゥルシーです。トゥルシーの種の発芽は、春だけとは限らないようです。

トゥルシーの種の発芽時期は春だけ?

春に播いた種の中には、春に発芽したものもあれば、数か月たってから芽を出したと思われるものもあります。

何年か育てていますが、こうして発芽のタイミングがずれるのを見るたびに、植物の時間の流れは、人間のカレンダーとは少し違うのだと感じます。

クリシュナ・ラーマ・バーナ、3種類のトゥルシーを育てています

私の庭では、クリシュナ・トゥルシー、ラーマ・トゥルシー、バーナ・トゥルシーの3種類を育てています。

使い方は、それぞれ少し違います。クリシュナ・トゥルシーは祭壇に捧げるためのもの。ラーマ・トゥルシーとバーナ・トゥルシーは、トゥルシー水などにして飲んでいます。

同じトゥルシーでも、葉の色や香り、育ち方にはそれぞれ違いがあります。毎年育てていても、観察していると新しい発見があります。

トゥルシーの発芽時期は春だけ?わが家では年に何度か発芽します

神奈川県茅ヶ崎市にある私の庭では、トゥルシーはこぼれ種から自然に発芽することがあります。そして、その発芽は一度きりではありません。何年か育てながら見ていると、年に3回くらい「また出てきた」と感じるタイミングがあります。

春に芽が出て、しばらくしてまた新しい芽が出る。そして夏の終わりから初秋になった今も、小さなトゥルシーが顔を出しています。

もちろん、これはあくまで茅ヶ崎にある私の庭での経験です。同じことが、どの地域、どの環境でも起こるとは限りません。

でも少なくともわが家では、トゥルシーは「春に一度発芽して終わり」という植物ではありません。季節の中で、何度も新しい芽が出てきます。

茅ヶ崎でもトゥルシーは屋外では冬越しできません

比較的温暖なイメージのある湘南・茅ヶ崎ですが、冬はやはり寒くなります。トゥルシーを庭やベランダに出したままでは、わが家では冬を越せません。

そこで私は、寒くなる前に気に入った苗を選び、家の中に入れて管理します。昨年もそうして室内で育て、初めてトゥルシーを年越しさせることができました。

だから、今の時期に出てきた小さな苗も、うまく育ってくれれば、今年の冬を越す候補になるかもしれません。

トゥルシーの新芽にはアブラムシ、花穂にはアリも

ところが、元気に出てきた柔らかな新芽は、虫たちにも狙われます。今は、新芽や葉の裏にアブラムシがつくことがあります。

また、種になりかけて少し茶色くなってきた花穂にも、白いものがついたり、虫が集まったりしています。そこにはアリもやってきます。

トゥルシーは、葉を食べたり、トゥルシー水にして飲んだりする植物です。そのため私は、できるだけ薬剤には頼らず、毎日シャワーの水で虫を洗い流しています。虫が多くついた葉や古くなった葉は少し整理して、新しい芽が育ちやすい状態にしています。

特別なことをしているわけではありません。庭に出て、様子を見て、水をかけながら虫を落とし、必要なところだけ手を入れる。

今のところ、その繰り返しです。

クリシュナ・トゥルシーの小さな種を採ってみます

もう一つ気になっているのが、虫がついてしまった花穂から採れる種です。クリシュナ・トゥルシーの種は、本当に小さい。一粒ずつ「これは大丈夫」「これはダメ」と選別するような大きさではありません。

そこで今年は、多少虫がついてしまった花穂も捨てずに乾燥させてみることにしました。中に成熟した種が残っていれば、それも採種します。そして、取れたものをまとめて播いてみる。

発芽するかどうかは、播いてみなければ分かりません。これも今年の小さな実験です。

春に発芽した種も、秋になって発芽した種もある

今年の春に播いた種は、春に発芽したものもありました。一方で、今になって芽を出したものもあります。そして、こぼれ種から自然に発芽してくるものもあります。

こうして見ていると、トゥルシーの発芽は、私が思っていたよりずっと一斉ではありません。植物には、それぞれ種を播く時期や発芽に適した条件があります。

もちろん、そうした栽培の目安は大切です。

でも、実際に何年か庭でトゥルシーと付き合っていると、その目安だけでは説明しきれないようなことも起こります。

春に芽を出す種。

少し遅れて芽を出す種。

夏の終わりから初秋になって、ようやく顔を出す種。

こぼれたまま土の中に残り、思いがけないタイミングで発芽する種。

同じ庭、同じ植物でも、全部が同じペースで動いているわけではありません。人間が決めたスケジュールの外側で、植物には植物の時間が流れている。

今年の小さな芽を見ながら、そんなことを感じています。

おわりに|植物には、植物の時間がある

春に播いた種の中には、春にすぐ芽を出したものがありました。そして今、また新しいトゥルシーが土の中から顔を出しています。虫に狙われながらも、小さな新しい葉を広げようとしています。

このまま秋にどこまで育つのか。家の中に入れて、また冬を越せる株になるのか。それとも大きくなって、次の種を残してくれるのか。

ヨガでも、呼吸や身体をこちらの都合に合わせて無理に急がせるのではなく、その日の状態を観ながら練習します。

庭の植物も、少し似ているのかもしれません。

こちらが決めた時期に、全部が同じように芽を出すわけではない。早く芽を出すものもあれば、少し時間をかけて芽を出すものもある。だから今は、答えを急がずに、この小さなトゥルシーたちがこれからどう育っていくのか、もう少し見ていたいと思います。

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